今期の仕込みが無事終了しました

今期の仕込みが無事終了しました

遅ればせながらですが、5月末に無事、今期の仕込みを終えました。

仕込みとは、原料を「麹」にし、塩水と合わせた「諸味(もろみ)」をタンクに仕込むことをいいます。夏場は暑さの影響で麹の温度管理が難しく、体力的にもかなり厳しいため、仕込みは10月頃までお休みとなります。

毎回緊張する仕込み作業

一回の仕込みに多くの原料を使用するため、仕込みは毎回緊張します。

当社は昔ながらの部分を残しつつも、機械を使う工程も多く、機械操作のミスやトラブルが起こることもあります。ですので、他の仕事においてもそうですが、なるべく数人で確認しながら作業します。

今期はなんとか大きなミスやトラブルはありませんでしたが、50年以上使い続けてきた機械を入れ替えるという大きな出来事もありました。

麹づくりは今も試行錯誤の連続

麹の温度管理は父と義弟が中心となって行っており、どちらかというと私は言われたとおりに確認する程度です。
今年は昨年よりも麹の「ちょうど良い温度」がようやく見えてきたようですが、それでも分からないことは多く、父も義弟もよく考え込んでいます。
100年続く醤油づくりですが、まだまだ学ぶことばかりです。

地震後も続く、諸味との綱渡り

当社には、諸味タンクが8本ありますが、今期は7本分を仕込みました。

能登半島地震から2年半が経ちましたが、継続する応援消費や多くのお客様のおかげで、諸味はギリギリ足りている状況です。
本当にありがたいことなのですが、一方でタンクに余裕がないことへの不安もあります。

発酵を早める新たな挑戦

そこで、今期は父が新しい試みを始めました。
昨年10月に仕込んだ諸味タンクにホットカーペットを巻き、発酵を促進する作戦です。どのような結果になるのか、楽しみにしています。

また、例年は繁忙期のため12月には仕込みを行いませんが、今年は配達員を増員できたこともあり、12月にも仕込みを行いました。こちらも振り返りが必要かと思います。

働き方も少しずつ改善

以前は週6日かけてタンク半分を仕込んでいましたが、数年前からは週5日で仕込むようになりました。
5日間はその分集中して作業を進める必要がありますが、土曜日に従業員が休めることはとても大きなメリットです。
父も「5日で終えた方が気が楽」と話しており、働き方の面でも良い変化だったと感じています。

また次の仕込みへ向けて

今期を振り返っていると、きっとあっという間に10月になり、また仕込みの季節がやってきます。
それまでに、心と体、振り返り、設備、管理簿を整えて、来期の仕込みに備えたいと思います。